一戸建て住宅の耐震診断、耐震補強工事[神戸/大阪]
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耐震診断
 
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一戸建て住宅の耐震診断

耐震補強計画と工事

診断の結果、倒壊する可能性があると判断された場合、補強の必要性が出てきます。その場合、どのような補強をすれば、倒壊しなくなるのか、その耐震補強計画・設計を行ないます。それでは、どのような計画をするのか、実際にどのような補強工事を行なうのか、その考え方と補強方法について、説明します。

当社の耐震補強工事計画は、国土交通省住宅局建築指導課監修、財団法人日本建築防災協会「木造住宅の耐震診断と補強方法」に基づいて計画します。
当社は、コンサルティング会社のため、実際の工事は行ないません。実際の工事は、お客様の方で信頼できる工務店を探していただくか、また、当社の方でも紹介は可能です。その際の契約書チェック、立会い、見積査定、現場監理は、当社で行ないます。

耐震補強の基本的な考え方としては、
1.地盤の補強 建物の重量、地震力に合せて壁量を十分に確保する。
2. 壁の配置、バランスを良くする。
3.接合部の緊結を十分にする。
4.基礎を補強する。
5.腐朽している土台、柱を取り替える。
6.腐朽する原因を取り除く。
7.建物の一体性を高める。
これらの方針に基づいて補強計画を立てます。

耐震補強計画の事例は、こちら
耐震補強工事の事例は、こちら

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地盤の補強

地盤が悪い場合には、地震動が増幅されて、建物の振動が大きくなるため、大きな地震に対して倒壊しないように地盤を補強する必要があります。こういう場合には、地盤改良の方法として、家をジャッキアップして杭を打つか、1階床部分を全て解体し改良工事をする方法があるのですが、いずれも費用が大きく、施工も困難です。
 基礎の不同沈下を行ないように、基礎を補強したり、ベタ基礎にしたりする方が比較的、簡単にできます。




建物の重量、地震力に合せて壁量を十分に確保する。

地震力に対して壁の量が不足しては、大地震に耐えることができません。開口部が大きい箇所や間仕切り壁が不足している場合には、筋違いや構造合板で補強している壁(耐力壁)を増やす必要があります。


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壁をバランスを良く配置する。

同じ強さの壁であっても、偏りがあれば、意味をなしません。家の四隅に均等にバランスよく配置されてこそ、高い耐震性が期待されます。四隅に耐力壁がない場合には、開口を小さくして壁を設けます。




接合部の緊結を十分にする。

耐震補強では、床・壁・屋根など剛性を高めなければならないのですが、同時にその接合部も強くしなければ、何の意味もなしません。それぞれの部位に応じた、いろいろな金物が考案されていますので、現状に合せて選択します。


基礎と土台、柱

アンカーボルト
既存の基礎にアンカーボルトを設置するのは無理なので新設の場合のみに使用します。

横付けタイプ金物(AR金物)
既存の基礎と土台を緊結させる場合は、横付けタイプ(AR金物)を使用します。基礎の側面からホールインアンカーを打ってAR金物を固定し土台と基礎とを緊結させます。

帯金物
既存の基礎と柱を緊結させる場合は、基礎の側面からホールインアンカーを打って帯金物を固定し、柱とはボルトを貫通させて取付けるか、貫通が無理な場合は、コーチボルトで固定させます。


土台と柱の接合に使用する金物


かど金物 山形プレート ホールダウン金物

筋違いの接合に使用する金物


   
筋違い金物    

柱と梁の接合に使用する金物


ひら金物

短冊金物 かね折り金物
 
引き寄せ金物 羽子板ボルト  

水平構面(床面)の接合に使用する金物


   
火打ち金物    

屋根、母屋と垂木の接合に使用する金物


ひねり金物 折り曲げ金物 くら金物

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基礎を補強する。

基礎にひび割れがある場合の補強法

ひび割れから雨水が入って、鉄筋が錆びるので、ひび割れを補修します。


ひび割れが小規模の場合は、止水剤を注入後、ひび割れから止水剤が溢れないようエポキシ樹脂によるコーキングを行います。
ひび割れが大きくて、鉄筋などの錆が出ているような大規模の場合は、その部分をはつりとり、鉄筋の防錆処理をした後、コンクリートを打ち直して、埋めます。

既存基礎が無筋コンクリート造の場合の補強法


無筋コンクリート造の基礎で新たに鉄筋コンクリート造に作り変える事ができない場合は、既存基礎に抱かせるように新しい鉄筋コンクリート造の基礎をはつります。
既存基礎との取り合い部は、ホールインアンカーで鉄筋を定着させて、一体化をはかる。

地耐力が不足して、布基礎をべた基礎にする場合の補強法


既存基礎との取り合い部は、ホールインアンカーで鉄筋を定着させて、一体化をはかります。
直径10φの鉄筋をもち網に組み、厚さ200mm程度のコンクリートを打設します。

玉石式基礎をべた基礎にする場合


既存基礎との取り合い部は、ホールインアンカーで鉄筋を定着させて、一体化をはかる。
直径10φの鉄筋をもち網に組み、厚さ200mm程度のコンクリートを打設します。。
玉石は、コンクリートの中に埋め込むようにします。
ひら金物、羽子板ボルトを柱に取り付け、コンクリートに埋め込むようにします。

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腐朽している土台、柱を取り替える。

調査の結果、土台、柱などが腐朽している場合は、取り替える必要があります。また、腐朽した原因を調べ、再発しないように処置することも大事です。


腐っている部分を取り除き、ジャッキアップして、新しい柱・土台を取り付けます。
柱のジョイント部分は、ボルトで縫い合わせ、両側から構造合板厚さ12mmのガセットプレートをあてて、N90釘を12本打ちします。
土台と柱のジョイントは、山形プレートを打つか、構造合板厚さ12mmのガセットプレートを打ちます。可能ならば、両側から打ちます。
土台と基礎の緊結は、土台に穴を開けて、ホールインアンカーを打ちます。
土台と基礎の間にフィルムをはさむと防湿効果が出でます。



腐朽する原因を取り除く

木造住宅の場合は、白蟻や腐朽菌により劣化し腐朽する。白蟻や腐朽菌がつく原因は、酸素・栄養・空間・水分・温度です。これらのうちどれ一つが欠けても白蟻は発生しません。したがって、これらの原因をどれか取り除けば良いのですが、最も効果的と言われるのが、水分を取り除くことです。水分(湿気)が発生する原因としては、雨漏れ・結露・生活用水の漏れ・床下の湿気などです。
 対策としては、雨漏りの原因は、いろいろあるのですが、屋根からなのか、壁からか、開口からなのか、十分に原因を調査し止水工事を行ないます。
 結露に関しては、断熱材をしっかり入れて、開口部は、ペアガラスを使用します。壁内にも風の通り道をつけ、小屋裏より空気が逃げるように換気口を設けます。
 生活用水の漏れに関しては、どこから漏れているのかをしっかりと調査し、漏水が壁内部まで達しないよう工夫します。
 床下の湿気を防ぐためには、床下の換気を良くする事が大事です。風の通り道を確保し、土間下に防湿フィルムを敷いて、コンクリートを打設するのも良い方法です。
 その他の防蟻工事として、床下の土壌、床から1mの範囲に薬剤散布をし、防腐処理をします。また、白蟻の侵入を防ぐために基礎と土台の間に防蟻板を取り付けます。


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建物の一体性を高める


地震に強くするためには、床・壁・屋根をそれぞれ一体化し剛性を高めることが非常に有効です。吹抜けや大開口は、できるだけ取らないようにするのもポイントです。


床面の補強-1
床水平構面を構造用合板張りに替える方法
・釘の大きさとピッチを厳守し、構造用合板を千鳥に 張ります。
・構造用合板の合わせ部分は梁、根太上で行う。
・梁で囲まれた部分の四周には受け材を必ず入れ
 ます。
・1階が店舗や大きな居間など耐力壁等で囲まれる
 面積が大きい場合には、床水平構面を構造用合板
 に張り替えることが必要です。

床面の補強-2
2階がそのままで、構造合板を張れない場合は、1階の天井をめくった際に、下からブレースか鋼製火打ちを取付けます。


壁面の補強-1
土台と梁の間に筋違を入れて、壁の強度をアップさせます。
壁面の補強-2
梁、柱、土台に掛けるようにして、構造用合板を張り、壁の強度をアップさせます。
 


屋根面の補強
屋根及び下屋の下地を構造合板に張り替えます。
釘の大きさ(N50)とピッチ(150mm)を厳守する。
  必ずもとの野地板をはがして垂木に直接釘打ちします。
  垂木と母屋の接合点は両側からN90釘を斜め釘打ちして補強します。
 

※ 説明図、文章は、神戸市都市計画総局住宅部住宅政策課「建築士・生産関係者向け基礎マニュアル」、(財)日本住宅・木材技術センター「木造住宅用接合金物の使い方」を一部引用してします


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